人種差別

人種差別

人種差別

昨年、米国で起こった警官によって黒人男性を暴行死させた事件。

偽札使用容疑で拘束しようとして、膝で黒人男性の首を押さえ付けて死亡させた事件である。

黒人の方々は酷い扱いを受け続けた重い歴史を背負っている。

これが、人種差別による意識が働いた上での警官による行動だと思っても仕方が無い。

この事件を巡り「ブラック・ライブズ・マター(BLM=黒人の命は大切だ)」運動が全米や世界各地に広がっている。

 

先日、州地裁の陪審は元警官に対して有罪とする評決を出した。

これによって6月中旬にも禁錮数十年の判決が言い渡される見通しとなった。

もちろんこの判決に異論は無い。

亡くなられた方、そして残された遺族の方々の気持ちを思えば、当然のこと。

 

これも先日の話になるが「新型コロナウイルス感染症」による「アジア人差別」、いわゆる「ヘイトクライム(hate crime)」と言われる行為がメディアで取り上げられた。

アジア系の米国人を、黒人の方が暴行をするという痛ましい光景だった。

ひとつはアジア系女性を執拗に蹴り続けている映像。

もうひとつは電車内でアジア系男性を黒人男性が一方的に殴り続け、最後は後ろから首を締め付けて落とし、意識を失った男性の頭を座席の支柱に叩き付けるという蛮行だった。

 

何度でも言う。

自分の大切な人が同じ事をされたら、どんな気持ちになるのかを。

 

「人類みな兄弟」という言葉を子供の頃に聞いたことがあったが・・・。

私を含めてだが、人間はなんて醜い生き物なのだろうかと、情けなくなる。