イメージダウン

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4月24日(土)JRA発表からの抜粋。

「制裁 岩田 康誠騎手は、本日の6R馬場入場後、返し馬の際に他の騎手に対し粗暴な行為を行ったため、4月25日(日曜)から5月8日(土曜)まで14日間の騎乗停止となりました。」

制裁の理由については、すでにネットなどに上がっているので特に詳しく解説する必要はないが、私がこの件を知った時に率直に「また競馬のイメージが悪くなった」と思った。

先日の「ばんえい競馬の騎手が馬を蹴った」件でもそうだったが、ここ最近、イメージダウンに繋がる出来事が多い。

今回は「人対人」のいざこざだったようだが、問題なのは「馬上」で行われた事である。

 

過去、甲騎手が乙騎手に対して木刀で殴打し、甲騎手は4ヶ月間の騎乗停止処分を受けた一件があった。

人間関係は何処の世界でも複雑で、2人の間に何があったのかは知らないが、傷害事件になってもおかしくない。

それに比べれば、と言ってしまったらそれまでだが、やはり「馬上」はよろしくない。

 

競走馬は「オーナー(馬主)」がいる。

「オーナー(馬主)」は「トレーナー(調教師)」に育成を委託している。

その競走馬に跨がる騎手には「レースで勝つこと」以外の責任も多々あることを忘れてはならない。

それは車を運転する上でのことと同じで、昨今、問題視され法律が変更された「あおり運転」とも重なってしまう。

 

ましては競走馬を使って幅寄せをし、相手に暴言を浴びせるなど言語道断だ。

「競馬はスポーツ」と努力し続けてきたホースマン達の気持ちを思うと、尚更である。

 

競馬はただでさえ「ギャンブル」のイメージが強く、競馬を知らない方々からは偏見も多い。

これ以上のイメージダウンは、競馬を愛している私から見て、本当に勘弁してもらいたい。

岩田騎手は猛省すべきだ。