発信力

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発信力

3度目の「緊急事態宣言」が発出されている1都2府1県だが、このゴールデンウィーク下にも関わらず、神奈川県の江の島などでは人出が減っていない。

江の島のある藤沢市は「まん延防止等重点措置」にも該当しない地域だからか。

 

「緊急事態宣言」下で暮らしている人たちが、該当しない地域に遊びに出掛けてるパターンが多いようだ。

思えば1年前の「緊急事態宣言」下とはえらい違い。

昨年の今頃は、ほとんどのお店が休業要請に従って休み、人出も車の往来も相当少なかった。

今年は、昨年に比べても比較にならないくらいに感染者も多い。

にも関わらず、今年はこんな有様なのだ。

 

以前の記事にも載せたが、やはり「自分は大丈夫だろう」とか「なんとかなるだろう」と楽観的に考えている人がいても仕方がない。

それに「もう自粛とかウンザリだ」と思っている方もほとんどだろう。

 

ここに来て「変異型ウイルス患者」が「従来型ウイルス患者」の数を上回っているらしい。

立ちが悪いのが「インド型ウイルス」のようで、感染力や重症化のしやすさは「従来型」と比べ強力で、高齢者でなく若い年代の人にも感染し、重症化するケースが増えている。

こういったメディアの発信は、TVやネットニュースで頻繁に取り上げられているにも関わらず、うまく国民に反映されていないのは何故なのか。

「緊急事態宣言」を発出した政府や、感染防止など都道府県知事の呼びかけは「ただ呼びかけているだけ」にとどまり、明確な効果は見られておらず、ただ経済や医療が停滞、疲弊していく、慢性的な磨り減り状態になっている。

そして感染者は減るどころか、増えていく一方の悪循環までも生み出してしまっている。

 

昨年の今頃、芸能人の方がコロナウイルスによって命を落とし、世の中がピリッとしたことがあった。

あのような、いわば「人柱」のような犠牲者がまた現れない限り、我々全国民がコロナウイルスに対して、警戒心を改めて深める手立ては無いのだろうか。

もう政府や都道府県知事には、発信力は無い。