2着病

2着病
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2着病

先日に行われた日本ダービーは、4番人気「シャフリヤール」が、1番人気「エフフォーリア」をゴール寸前で差し切り、見事に優勝。

久しぶりにレベルの高い、白熱したレースを見せてもらえたことに、17頭の競走馬たちに感謝です。

 

ところで、断然の1番人気に支持された「エフフォーリア」は、日本ダービーまで4戦無敗で来ていたことは周知の通りだが、今回で初めての敗戦となる2着。

レース前、私は「エフフォーリア」の強さは、これまでのレースを見て充分に理解していたが、今回はどうも雲行きが怪しい、2~3着はあっても1着には来ないのではと勘ぐっていた。

 

その理由は「2着病」である。

「エフフォーリア」の父「エピファネイア」は、2013年の日本ダービーで、ゴール寸前に武豊騎乗の「キズナ」に差され、2着と苦杯を喫した。

 

2013年 日本ダービー
2013年 日本ダービー

 

それだけではなく、「エピファネイア」の父「シンボリクリスエス」も、2002年の日本ダービーで、武豊騎乗の「タニノギムレット」に差されて2着に敗れている。

2002年 日本ダービー
2002年 日本ダービー

 

まだ、それだけではない。

「エフフォーリア」に騎乗した横山武史騎手(22歳)の父、横山典弘騎手(53歳)は1990年、22歳の時に「メジロライアン」で日本ダービー初騎乗を果たしたが、「アイネスフウジン」の逃げ切りによって2着と敗北をしている。

 

ここまでくると、もう「2着病」に罹患していてもおかしくない。

私はそう思っていた。

なので、私は「エフフォーリア」は本命には出来なかった。

 

日本ダービーの複勝率の記事をお読みになられた方ならご存知の通りだが、私は武豊騎乗の「ディープモンスター」を本命にあげた。

結果はもう言うまでもないが、私の「馬券当たらない病」は、もう「2着病」どころでない。

かなりの重病である。