彼岸の記憶 2024.07.18 小説 グラスの氷がカランと溶け崩れた音で、俺はハッと我に返った。 少し眠ってしまっていたのだろうか、目の奥の方がズキズキと痛んだ。 確かまだ、これが一杯目のはずであったが、思いのほか酔いがまわり早かったのだろうか […] 続きを読む